れんこんの煮しめ【食育レシピ】(給食だより 2023年1月号)

新しい年がスタートしました。1月は寒さが厳しく、体調を崩しやすい月です。
また感染症も流行りやすくなっています。手洗いうがいをしっかりとし、バランスの良い食事を心がけて元気な体を作りましょう。

今月は寒い時期の冬に旬を迎える「れんこん」についてご紹介します。

「れんこんの煮しめ」の作り方(2人分)

材 料
  • れんこん… 200g
  • 人参… 100g
  • 里芋… 200g
  • キヌサヤ… 8枚
  • 水… 1カップ
  • 昆布… 1切れ
  • 天然だし… 小さじ1
  • 醤油、砂糖… 各大さじ2
  • 酒、みりん… 各大さじ1

れんこんの煮しめ【食育レシピ】(給食だより 2023年1月号)
れんこんの煮しめ【食育レシピ】(給食だより 2023年1月号)
つくり方
  1. れんこんは乱切りにして酢水にさらす。人参は花形に切る。里芋は下茹でする。キヌサヤはさっと茹でる。
  2. 鍋にだし汁と調味料、キヌサヤ以外の食材を入れて火にかける。
  3. 沸騰したら弱火にして落し蓋をし、30分煮る。
  4. 煮汁が1/3ほどになったら火を止める。
  5. 味がしっかりと染みるように冷ます。
  6. キヌサヤを飾って完成です!

冬に旬を迎える「れんこん(蓮根)」のお話【食育コラム】

「れんこん(蓮根)」の栄養と効能(有効成分)

  • ビタミンC
    美容や風邪予防、疲労回復などに効果のあるビタミンCを豊富に含みます。ビタミンCは熱に弱いですが、れんこんの主成分であるでんぷんによって守られるため、加熱しても壊れにくいと言われています。
  • カリウム
    塩分であるナトリウムを体外へ排出する作用により、塩分の取り過ぎを調節し、高血圧の予防や、むくみ予防に有効と言われています。
  • 食物繊維
    水に溶けない不溶性食物繊維を多く含むので、水分を吸収して便のカサを増やし、排便をスムーズにする働きがあります。

美味しい「れんこん」の見分け方

  • 太く大きくて重さがあるもの
  • 固くて張りがあるもの
  • 切り口が自然な白さであるもの
  • 土が適度に付いているもの
  • 穴の中が黒ずんでいないもの

おせち料理の元祖「煮しめ」の意味

名の由来は、煮汁がなくなるまで煮ることで味をしっかりと染み込ませる【煮しめる】ことから来ています。

様々な食材を一緒の鍋で煮ることから、“家族が仲良く結ばれ、末永く繁栄しますように”という願いが込められています。